なぜ本を読む?
昔の自分は、集中が途切れてしまったり、興味がそこまで湧かなかったりして、本を読むのが苦手でした。
けれど今、本を読むことができているのは「自分以外の人の考えが知りたい」「悩んでいることに対して何かしらヒントが得たい」という目的があるからです。
また、”夢を叶えるゾウ”を読んだときに、「悩みのほとんどは、解決方法が本の中にある」と書かれていました。そこから小説だけでなく、自分の悩みに沿った自己啓発本も読むようになりました。
読書ノート
前回の記事にも少し書きましたが、私は読書ノートを付けています。
本当に心にグサッときた文章だけを、書き留めているので、生意気ですが一冊読んでも書かない場合もあります。(落ち込んだ時にこのノートを見返すと、心を動かす言葉が詰まっているので、切り替えるヒントにもなります)
誰に見せるわけでもなくこっそりと書いているものですが、そこからいくつか紹介したいと思います。
グサッときた文章たち
「ぼくは勉強ができない」山田詠美
”けれど、人間がそんなにも弱くて良いものだろうか。つまんないんだもん、もてないんだもん、で否定されてしまうようなものなど、初めからないも同然ではないのか。”
本当に”自信をもつ”ということは、自分が強く信じられる事。人から何か言われたくらいで揺らいでしまっていたら、それは”自信がある”とは言えないのではないか、と考えさせられました。
「明るい夜にでかけて」佐藤多佳子
”明るさを求める気持ちは、すでにきっと暗い。でもその暗さを心に抱える人を俺は少し信じる。そんな蛾のようなヤツらなら、通じる言葉がある気がする。”
私は、物静かで根暗な方ですので、会社などで雑談に入れずポツンとしていることも。
そんな時にこの言葉を思い出すと「陰の性格の人同士でしか分かり合えないこともあるぞ」という気持ちになります。
「喜嶋先生の静かな世界」森博嗣
”感情なんてちっぽけなものに流されてはいけない”
私は感情で動くことがほとんどです。実際多くの人がそうだと思いますが、重要な局面では感情で動いてはいけないな、思わされた文章です。
自分がどん底に落ちているとき、感情任せに動いてしまったら過ちを犯すかもしれない。人を傷つけるかもしれない。客観的に、遠くから、その物事を捉えるというのも大事だと気づきました。
読書は自分を救ってくれる
読書をしていると、たったの一文で心が動かされて、次の日もふとした時にその一文を思い出します。
自分を慰めてくれる時もあれば、もっと強く自分を持たなければ、、、!と鼓舞されることもあります。
これからもそんな文章たちも吸収すべく、死ぬまでゆっくり本を読んでいきたいと思います。
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